ってめっちゃスピリチュアル! 己の岩戸を開くには、体験が一番! 行動して、体験して、経験値を上げる。限界を決めずにまずはやってみる! 海外の辺境から日本の神社仏閣まで、心が呼ばれる場所を放浪しながら、人生の気づきの種を拾っていく「旅するライター」の破天荒コラム。

イスラエルにて。額の葉っぱは、疲れを取るという民間信仰を試しているところです!結果、疲れはとれない(笑)。

『旅スピ!』ライター(元 StarPeople編集長) 北條明子さん 

前回までのお話はこちら。

シリアとヨルダンの国境、ビザが取れるか取れないか緊張感が走る中、なんとかビザを手に入れた明子さん。その後も油断できない状況が続きます。

VOL.3 恐怖の国境越えで、経験値アップ(その③)

 

とにかくビザGET! 慌ててぼろ車に戻ると、みんなすでに乗っている(笑)。全員が首尾よくビザを取得できたらしい。

 

ドライバーが急発進して、いよいよ、国境をこえて、シリア入り!

軍人の数がどんどん増える。みんな機関銃を持っている。相当の緊張感。それもすっかり日が暮れて、すでに真っ暗。

 

…と突然、車が急停車し、

運転手
ここまでだ。俺はここでヨルダンにUターンするから、あとは勝手に歩いて市内へ入れ

 

と非情な宣告をされ、巨大リュックなどをボンボン道路へ置かれる始末。そして、私たちも車がビュンビュン行きかう道路脇で全員が降ろされたのだ。

 

シリア・ダマスカスのアナニア教会。パウロ(向かって左の人物)が目から鱗を落としたという有名な逸話の教会。彼もキリストの奇跡をリアルに体験し、失明を逃れたから、回心して敬虔なキリスト教信者となった。体験こそ最強!

 

さらに私の受難は続く。

とにかく、ここからは歩くしかない。街の灯りを求めて重いバックパックを背負いながらひたすら歩くのだが、あのエロいイエメン人男性がぴったりと私の横にくっついてきて、言葉のコミュニケーションがゼロなのに、何かをずっと話しかけてくる。

 

イエメン人
◎$♪×△¥●&?#$!◎$♪×△¥●&?#$!

 

どうやら、一緒に宿に泊まろうと言ってきている(と想像)。被り物のおばさんたちはすでにどこかへ消えてしまった。

 

再びピンチ! ピンチはチャンスというけれど、これはピンチでしかない。

 

真っ暗で誰もいない道、市内までの距離も不明、怪しいイエメン人と二人きり…。

 

※写真はイメージです。

 

とにかく前と後ろに背負う巨大リュックが奴との距離をかろうじて作ってくれているが、こんな脆弱な防御壁では、万一のときに太刀打ちできない。

 

脇道の草むらに引っ張り込まれたらどうしよう!

もしくは、リュックだけ強奪されて逃げられたら?

 

お金も大事だが、自分の身はもっと大事。鬱々とあーだこーだと考えを巡らせながら、不気味なツーショットのまま、30分以上歩いた頃、遠くにほのかな街の灯が見えた!

 

よっしゃ、こいつを巻こう!

 

そう思うと、人間は火事場の馬鹿力が本当に出る。後ろに15キロのバックパック、前に小型の数キロのリュックを担ぎながら、ダッシュで一気に走り出し、光のある方向を目指した(スピリチュアル的なホンワリ比ゆでなく、生死と貞操を賭けて本気で光を目指した!)。

 

イエメン人も全力疾走で追いかけてきたが、途中で車に阻まれ、とうとう諦めたらしい。

 

私は勝ったのだ! 大峠を越えたのだ()

 

シリアの教会の願いが叶う井戸。一時、明治神宮の清正の井戸の写真を待ち受けにする開運法が流行ったが、こちらの井戸もおすすめ💛

 

 

しかし‥…、その日の宿を‥…、とってないんだよね‥…。

ということで、疲れ切った体で、適当に見つけた飛び込みの宿で爆睡した。

簡単にいうと、その宿もハズレで、オーナーもこれまたとんでもないエロ親父だったのだが、長くなるので、ここまでにする。

 

国境を突破し、自分の制限をも突破したこの珍体験は、ある意味、己の経験値を上げた出来事で、今でも思い出し笑いしてしまう(もう体験したくないけど!)。

 

 

今日のご神託 

お前たちの前途がどうぞ多難でありますように‥。多難であればあるほど実りは大きいのだから

作家・檀一雄氏が生前、実の子どもたちに言った言葉。すごい親である。そして、まさに多難な旅にふさわしいお言葉。神様は打てない球は投げてこないとおっしゃるけれど、球が剛速球すぎて、肩を脱臼したり腕を骨折したり、強烈なデッドボールもゼロではない。それでも、打てとおっしゃるなら、命がけで打つしかありませぬ。すべてが自分の人生を味わい尽くすためのエッセンス!

 

北條明子 AKIKO HOJO
東京下町生まれ。出版社勤務、取材記者、トルコ・イスタンブールでゲストハウスの女将などを経て、現在、スピリチュアル系を中心としたフリーライター&編集者。元「StarPeople」編集長。海外渡航歴は約40か国。Amazon電子書籍『旅スピ!旅スキ!ブラブラ旅エジプト編  元スピリチュアル雑誌編集長が空を飛ぶ!』、『旅スピ!旅スキ!世界ブラブラ旅トルコ篇 「ノアの方舟」伝説のアララト山にど素人が登ってみた』などを販売中。https://hodo.jp/

 

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「人生は旅! 旅ってめっちゃスピリチュアル!」スピリチュアル雑誌の老舗『STAR PEOPLE』元編集長で、フリーライターや編集者をしている著者が完全ノープランで世界中をブラブラ歩く旅日記。無計画と無鉄砲ゆえ、とんでもないいざこざに巻き込まれたり、天使のような人の優しさに救われたり、アップダウンの旅をしながら、体験値、経験値を上げていき、人生の大事なものがどんどん見えてくる。今回は第一弾・怒涛のエジプト篇!

 

『旅スピ!旅スキ! 世界ブラブラ旅トルコ篇 「ノアの方舟」伝説のアララト山にど素人が登ってみた』北條明子 著

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トルコの東の果てにそびえる「アララト山」は標高5137mのトルコで一番高い山。著者と仲間たちが素人ながら、アララト山に挑み、ヘロヘロになりながら、ときには珍事件やハプニングが巻き起こり、笑いあり、涙あり、感動あり、嘆きや愚痴あり、のドタバタストーリー!!

 

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