私たちは日々、「自分」と「他者」、「内」と「外」、「心」と「身体」といった分離の感覚の中で生きています。
しかしスピリチュアルな探求において頻繁に登場する「ワンネス」という言葉は、そうした分離の感覚を根本から問い直します。
果たして「ワンネス」とは何なのか?
それは単なる理想論ではなく、私たち一人ひとりの内側にすでにある“何か”なのでしょうか?
「ワンネス」という言葉の意味
ワンネス(Oneness)とは、直訳すると「ひとつであること」。
この言葉は多くのスピリチュアル伝統や哲学、宗教の中で形を変えて語られてきました。
ヒンドゥー哲学では「アドヴァイタ(非二元)」、仏教では「空」や「縁起」、キリスト教の神秘思想では「神との合一」として理解されることもあります。
分離は幻想か?
私たちは日常生活において、「私は私、あなたはあなた」という感覚を当然のものとして受け入れています。
しかし、ワンネスという視点から見ると、この感覚は“幻想”であると言われます。
それは、波が海から分離して存在できないのと同じように、私たち一人ひとりも「全体」の一部であり、実際には分かれてはいないという理解です。
なぜ今、「ワンネス」が重要なのか?
現代社会は分断と対立、競争と不安に満ちています。
その中で、「自分と他者は分かれていない」「すべてはつながっている」という感覚は、私たちの生き方を根本から変える力を持っています。
自分と自然、自分と他人、自分と宇宙がひとつであるという感覚は、癒しと平和の土台となるのです。
いまここに感謝をすればするほど、ワンネス感覚は濃くなっていきます。 (ネドじゅん) ワンネス体験は「わたしたちは愛でできている」ことを教えてくれます。 (ジュリアン・シャムルワ) |
思考が消え、9年近くマインドフルネス状態を維持するネドじゅんさん、UFOとの遭遇体験、繰り返し起こるワンネス体験を持つジュリアンさんはそう語ります。
ワンネスという言葉は、シンプルでありながら奥深い問いを私たちに投げかけます。
「本当に、私は“私”だけなのか?」
「もし、すべてが一つであるなら、私たちはどう生きればよいのか?」
この問いを持ち続けることそのものが、スピリチュアルな旅の始まりなのかもしれません。
『ワンネスへの招待状』-感謝と「いまここ」でワンネスの扉を開く |
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