雑誌『岩戸開き 第7号』が発売開始となりました。(アマゾンで6/17、全国書店で6/28)ウェブサイト「岩戸開きオンライン」では、都市伝説でおなじみの関暁夫さんがナビゲーターとして、毎回、独自の視点から、本誌のコンテンツに絡めて、宇宙的&スピリチュアルな関ワールドを語ってくださいます。
『岩戸開き』ナビゲーター 関暁夫さん
心の弱さを乗り越えて
古代メソポタミア文明の女王クババ、日本では天照大神、邪馬台国の卑弥呼など、女性神も含めて、有史以来、女性の覚者が存在します。現代にも、世界中に女性覚者と呼ばれる方々はいると思いますが、女性の覚者の問題の一つは心の弱さなんです。
本物の能力者だとしても、救いを求めて集まってきた人々をしっかりと自立させて、心に光軸を立てさせて、再び社会にしっかり出せるかどうかです。
弱さが先に立って、そういう人たちを外に出さずに囲い込んでしまうようになるとそれは問題です。男性にもそういう人たちはいるけれど、女性のほうが自分に依存させてしまう傾向が強いような気がします。
感情をコントロールせよ!
それと、女性の覚者の気を付けないといけない部分は感情面です。
つねに、自分をしっかりもって、己を客観的に見つめ続けないといけない。女性はある年齢までは月経によってホルモンバランスが周期的に変わりますし、どうしても感情の波が起こってしまうんです。感情でコントロールされる人が多いから、ときに自分を見失ってしまいがちです。
たとえば、女性が一流料理人になれない理由は、月経があるから味にばらつきが起こってしまうと聞いたことがあります。
そうすると、その味を百年後にも残る老舗の味として弟子たちに伝承が難しくなります。ですから、どんなに腕の立つ女性料理人でも、コック長とか板場長にはなかなかなれないんです。
また、身体のつくりもそもそも男女で違います。女性のほうが肉体的な力は当然弱いですから、そこに違いは生じてしまうと思います。
しかし、今の時代、女性だってライオンにならなければいけませんよ!
みずからが旗を持って、先陣を切って、迷える人々を導いていく時代です。
現代に生きる女性たちよ、アマゾネスになれ!!
そのためにも、己の感情にコントロールされずに、つねに責任ある発言をすること。そうでないと、普遍的な真実がきちんと市井に伝わらなくなってしまいますから。これは男女ともにそうですが。
教育者としての自覚を持つ
それと、たびたび話しているけれど、覚醒以前に教育こそが大事。
覚者云々でなく、一般的に女性たちがどんどん世に出ていく時代にはなっていますが、お母さん方は一番我が子と接する時間が長いんです。男女一緒に育てるのは当然なんだけど、もう絶対的に女性のほうが子どもと関わる時間は長い。
ですから、子どもと接する時間が長い母親が一番の教育者にならないといけません。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、三歳からの教育じゃ遅いんですよ。オギャーと産まれてから三歳までの教育こそが大切!
三歳までに親が子どもを甘やかすから、取り返しのつかない戦後日本の価値観を子どもに洗脳してしまうんですよ。
今の日本はまったく精神教育ができていないんです。大人すら大事なことをまったく分かっていないから、子どもに教えることなんてできないんですよ。感謝することすら忘れている、物の在りようをきちんと子どもに伝えていかない時代になってしまっている。
僕がずっと懸念しながら言っている「このままでは民族崩壊」とはこういうところから始まっているんです。
お花畑の人たちが多すぎる!
覚者云々よりも、まず、己の価値観をちゃんと作り出すこと。自分の中に不動の柱を立てること。
そうでなければ、みずからが悟りの境地に至ることも、人に何かを教えることもできないでしょう。
つねに不動心でいる。何かに、誰かに影響されたり、引っ張られたりせずに、本当の己をずっと保つこと。
女性も男性も覚者云々と言う前に、人として精神的な成長をすること。これが一番大事です!
Mr.都市伝説。日本のミステリーテラー。人気番組「やりすぎ都市伝説」などテレビ・ラジオ番組で活躍しながら、YouTuberとしても登録者数約47万人を有し、活動の幅を広げ、進化し続けている。書籍『Mr.都市伝説』シリーズは累計300万部のベストセラー。