
ヤマト王権成立前夜──在来部族と渡来人の知られざる物語
古代日本の歴史には、いまだ語られてこなかった空白の時代があります。
3〜4世紀、ヤマト王権が成立する直前──渡来人の王・崇神天皇(イリヒコ王)や吉備津彦命が、各地の土着豪族や巫女首長たちと繰り広げた激しい攻防。
その背後には、海洋民族・安曇族や、原住民「土蜘蛛」と呼ばれた人々の存在がありました。
霊媒・梨岡京美氏と宗教研究家・不二龍彦氏による“霊査の旅”によって明らかになったのは、彼らが単なる神話や伝説の登場人物ではなく、実在し、地域の歴史を動かした人々だったという驚くべき事実です。
巫女首長アタヒメの戦い
崇神天皇が最も手を焼いたのは、巫女であり部族の首長でもあったアタヒメ。
「めちゃくちゃ強かった」と、梨岡氏の霊媒によって王自身が語る。
呪術を駆使し、居場所を掴ませない──その姿はまさに神出鬼没です。
「土蜘蛛」と呼ばれた原住民
土蜘蛛は、手足の長い小柄な人々で、鉱山労働に駆り出され、苛酷な環境で短命を余儀なくされたといいます。
海洋を制した安曇族
瀬戸内海を抑えたのは安曇族。
地形や潮流を熟知し、各地の港や島を拠点に活動しました。
淡路島や吉備、九州北部まで広がるネットワークは、ヤマト王権とも深く結びついていました。
崇神天皇(イリヒコ王)霊とコンタクトが取れた、山辺道勾岡上陵(やまのべのみちのまがりのおかのえのみささぎ)奈良県天理市。
イリヒコ王はヤマトでの戦いについて語った。
霊査がつなぐ古代史の断片
本記事は『霊査の古代史4・神宮前史編 アマテラスと崇神天皇』(仮題)に続く重要な調査の一部です。
霊査の旅は、古代の空白期を埋め、歴史の新たな像を描き出します。
神話の影に隠れていた在来部族、渡来人、そして海洋民族の交錯する物語──その真相がいま、明らかになろうとしています。
(『岩戸開き』編集部)
梨岡京美 (なしおかきょうみ) 1964年、大阪府生まれ。当代屈指の呼び声の高い霊能者。鴻里三寶大荒神社代表。 6歳のときから霊能力が顕現し、22歳の頃から強まる霊能力に苦しむも、40歳を過ぎてから霊能の道に進むと評判が評判を呼び、相談が殺到。 これまで悩める多くの依頼者の霊障問題などを解決してきた。 現在、ナチュラルスピリットで不定期個人セッションも行っている。 著書に『霊視の人 仏事編』『霊視の人 神事編』(ナチュラルスピリット)などがある。 |
不二龍彦 (ふじたつひこ) 1952年、北海道生まれ。作家、宗教研究家。 東洋思想、占術を含む民間信仰、神道・陰陽道・密教・修験道の呪術的方面などで精力的に活動を続けている。 『霊視の人 仏事編』『霊視の人 神事編』(ナチュラルスピリット) 『新・日本神人伝 ―近代日本を動かした霊的巨人たちと霊界革命の軌跡』(太玄社) 『歴代天皇大全』(学研プラス)など著書多数。 現在、本誌で「霊査の古代史」、月刊『ムー』で「日本神人伝」を連載中。 |
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