直観は「使えば使うだけ冴えてくる」― 足立幸子『あるがままに生きる』に学ぶ、直観の磨き方

「何だかわからないけど、こっちの気がする」。
そんな感覚を、頭で打ち消してしまった経験はないでしょうか。

10月22日発売の『岩戸開き 第27号』は、特集「直観を磨く」をお届けします。
激動の時代を生きるうえで、いま改めて注目されている直観。
その特集に先立ち、本記事では、30年以上前に「これからは直観の時代」と語られた一冊、足立幸子さんの『あるがままに生きる』をご紹介します。

本書は、1992年12月に大阪で行われた足立幸子さんの講演を、できるだけ忠実に文章化したものです。1994年の初版以来読み継がれ、2009年にナチュラルスピリットから再刊行。「累計25万部超えの大ロングセラー」として、今も多くの方に手に取られています。


▼「波動」「直観」という生き方を人々に浸透させた必読書
『あるがままに生きる』

足立幸子(著)/ ナチュラルスピリット刊

あるがままに生きる 書籍カバー画像

〔観〕は心の目で観ること

幸子さんは本書の中で、これからは「直観の時代」だと語っています。そして、私たちの直観は失われたのではなく、今まであまり使ってこなかったから鈍っているだけなのだ、と言います。

直観の〔観〕は、目で見ることではなく〔心の目〕で見ること。
心眼が開かれるとは、何か特別なものが見えるというより、〔物事の本質〕が見えるようになることだと説明されています。

では、どうすれば心の目が開かれるのか。
幸子さんの答えはシンプルです。〔感情〕や〔愛情〕のように「情」の字が下につくものに振り回されると、本質を見失ってしまう。情は全部捨てる必要はなく、コントロールできるようになればいい、というのです。

頭は「発信」、ボーッとしている時が「受信」

「経験と知識の限界」の章で、幸子さんは頭の働きについてこう語ります。頭とは今まで得た経験と知識なので、限界がある。だからこそ、未知のアイデアは《真我》(深い部分の本当の自分)から閃きとして得て、頭はそれを現実に表現するための道具として使えばいい、と。

今までは頭が主で、直観が従だったのですが、これからは直観が主で頭が従になって、主従関係が反対になっていきます。

ただし、知識がいらないという話ではありません。知識が豊富な人はそれだけ表現力が豊かなので、〔直観・知恵〕と〔頭・知識〕をバランスよく使えばいい。幸子さん自身、絵の構図は閃きで得て、墨や金の色、マットやフレームは経験と知識を生かして選んでいたといいます。

印象的なのは、次の一節です。

そうやって頭を使っている時というのは発信状態で、受信は塞がっているらしいのです。

情報を集めようと必死に頭を使うほど、閃きは入ってこなくなる。反対に、ボーッとしている時こそ受信状態になっている、というわけです。

今日からできる、直観を磨く3つのコツ

本書には、直観を磨くための具体的なコツが、ユーモアたっぷりに語られています。

1. 「プログラム」して、忘れる
幸子さんは、宇宙をよくできたコンピュータにたとえ、《真我》が大型コンピュータ、一人ひとりの脳が端末機だと語ります。知りたいことを一瞬強く思ってインプットしたら、あとは忘れてしまう。「これが、コツです」と足立さんは言います。いつまでも答えを待っていると、頭が「来ないんじゃないか」と否定的な方向へ向かってしまうからです。

2. 頭をカラにして、リラックスする
答えが返ってくるのは、頭がボーッとしてリラックスしている時。お風呂の中かもしれないし、電車の吊り革につかまっている時かもしれない。だからこそ、インプットしたあとは頭をカラにしておくことが大切だとされています。

3. 身近なことで、楽しく練習する
「何でも楽しくやらなければ意味がありません」と語る幸子さんがすすめるのは、日常の小さな選択での練習です。ケーキを選ぶなら、まず「この中で、私にとって一番美味しく感じられるもの」とプログラムしてから、目が行ったものを選ぶ。レストランでは値段だけ決めて、料理の名前を見て「何だかわからないけど、これ」で注文する。初めて入ったラーメン屋さんでネギラーメンから目が離れず、あとで友人から「このお店はとにかくネギが美味しい」と聞かされた、というエピソードも紹介されています。「直観だけなら、迷うわけがないのです」という言葉には、思わずはっとさせられます。

「何だかわからないけど」は、ベスト・タイミングのサイン

幸子さんは、「何だかわからないけど、あの人に電話した方がいいみたい」という感覚こそ、《深い部分の自分》からの情報だと語ります。お昼時だからと一時まで待って電話をすると、相手はもう外出している。閃いたその時にかければ、ちゃんと相手はいる。閃きはベスト・タイミングで届いているというのです。

ある時は「何だかわからないけど、京都に行った方がいいみたい」と閃き、新幹線代を惜しむ頭を納得させるために用事をつくって出かけたところ、思わぬ流れで「京都で個展をやりませんか」という話が持ち上がったといいます。

出来ないことは、閃くわけがないのですね。

だから、閃いたら勇気を出して行動に移す。行動してみると、あとから本当の理由が見えてくる。本書の直観論は、そんな軽やかな実践に貫かれています。

直観は、特別な人だけのものではない

幸子さんは、「人間は全員能力者でものすごい直観を持っています」と繰り返し語ります。能力は目指すものではなく、波動があがった「結果」として自然に出てくるもの。特別な人になるのではなく、むしろ「普通になる感じ」だという言葉からは、スピリチュアルを日常の中で生きる姿勢が伝わってきます。
(文:雨宮 玄)

出典:『あるがままに生きる』足立幸子 著(株式会社ナチュラルスピリット刊)

『岩戸開き』最新号は第27号 特集「直観を磨く」で、さらに深く

▼10/22発売
『岩戸開き 第27号』

岩戸開き第27号の表紙画像

10月22日発売の『岩戸開き 第27号』特集「直観を磨く」では、ネドじゅんさん、はせくらみゆきさん、ジュリアン・シャムルワさん、並木良和さん、野中鉄也さん、八木龍平さんら、各分野のスペシャリストが直観の目覚めさせ方を語ります。

さらに、自然の仕組み研究チームによる『波動の法則』『あるがままに生きる』に関する記事も掲載予定です。

本記事で触れた足立幸子さんの言葉に心が動いた方は、ぜひ『あるがままに生きる』本書とあわせて、第27号を手に取ってみてください。「何だかわからないけど、読んでみたい」。その感覚こそが、直観からのサインかもしれません。

■特集 直観を磨く

『波動の法則』が大ブレイク中! 『波動の法則』では、直観によって自然の仕組みを解明しています。
今、直観が注目されています。
この激動の時代を生き抜くには直観を働かせることが重要になってきています。
直観についてスペシャリストたちはどう見ているのか、
どう目覚めさせていけばいいのかを伺いました

★直観が存在するならば、「個」は幻である
/作家・三脳バランス研究所所長 ネドじゅん

★ 内なる「泉」に直観力の源はある
/作家・画家・雅楽歌人 はせくらみゆき

★直感は宇宙からのギフト
/UFOコンタクト体験者・作家  ジュリアン・シャムルワ

★直観力を高める秘訣と日常の中での実践法
/メンタルアドバイザー 並木良和

★認知の多様性と直感
―脳内の「天才AI」を覚醒させ、宇宙の理とつながる生き方―
/一般社団法人鉄ミネラル代表講師 野中鉄也

★女性の怒りはひらめき
―日本最古の書物「古事記」に隠されたひらめきにつながる開運法―
/社会心理学者・作家 八木龍平

★『波動の法則』『あるがままに生きる』と直観の実践
直観は、意識変換の最初の一歩
/自然の仕組み研究チーム

★中村天風に学ぶ「直観」を磨く心のつくり方
「心の奴隷」から自由になり、本来の自分の感覚を取り戻す

★連載(特集連動)
村松大輔 量子力学の観点からレクチャー !
最終回 直感は誰の中にもある ―内なる声に耳を傾けて―

★連載(特集連動)
市村よしなり。さんが実体験から得た気づき
第20回「直感の時代=女性脳の時代」


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