「雑誌『岩戸開き』オンライン」では、都市伝説でおなじみの関暁夫さんがナビゲーターとして、毎回、独自の視点から、本誌のコンテンツに絡めて、宇宙的&スピリチュアルな関ワールドを語ってくださいます。
関さんからの熱い思いを受け取り、ぜひ今後の生き方・行動へと繋げてください!
『岩戸開き』ナビゲーター 関暁夫さん
量子的な生き方とは、東洋的な思想なり
🔹量子論は宇宙を解くこと
精神世界が好きな人たちは、よく量子論的な視点からスピリチュアルを当てはめようとしがちですが、量子とはなんぞやという真髄は科学者たちでも完全には解明できていません。
特にエビデンスを重視したり、合理主義の西洋の科学者たちには読み解けないものがたくさんあります。なぜなら、量子論は、東洋的な思想、価値観でしか理解できない部分もたくさんあるからです。
でも、残念ながら、人類は、まだ現時点では何も解明できていないんです。量子力学や数学など個々の学問としては進歩しているけれど、真髄はまだつかめていない。
にもかかわらず、概念として使いやすいから、「量子論的には」と語る人たちが多いんだと思います。
一番残念なのは、各分野の専門家たちが量子の根本を理解していないこと。
だって考えてみてください。人類が発明した量子コンピュータは確かにすごいかもしれないけど、結局、人類はまだ円すら解けていませんよね。
円周率3.14を使って円の面積を誰でも計算できるけれど、それは方程式として生まれただけであって、本当の円を理解しているわけじゃない。
結局、歴史上、人類がゼロからつくったものは何一つないんです。
宇宙に存在している地球の生命体である我々が、宇宙に存在している物質を偶然に発見して、それらを掛け合わせたり、組み合わせた結果、何かをつくってきたことはあるけれど、この宇宙になかったものをゼロイチでつくり上げたことはありませんからね。
だから、宇宙全体で起こっている変化、宇宙そのものの仕組みを読み取れるレベルにはまったく至っていない。
🔹空海さんや山伏たちは量子的世界の体現者
冒頭でも言いましたが、量子の真髄は東洋思想でないと解けないと思います。東洋的なDNAも必要です。
でも、東洋の大学や研究機関などで量子的な真理を解けているかというと、東洋思想の真理すらまだ解けていないから、量子の世界を解き明かせていない。
量子論を解くためには、生命の源、創造の源を解くことです。
無限に重なっているパラレルという世界が存在するのは明らかだけど、体験していないから信じられないという人は多い。
でも、日本ではかつて修験道や山伏たちが厳しい修行によってそういう目に見えない力を体得し、テレパシーを使ったり、テレポーテーションなども普通に行っていました。
彼らはリアルに量子の世界を体感していたのです。
真言密教を日本に持ち帰った空海さんも、量子的な生き方を実践していた一人です。
🔹量子の真実は東洋思想でしか解けない
量子的な生き方というのは、ミクロとマクロが連携してはじめてわかる世界。己を解いていない人たちはまずそこを解かないと、量子の世界が分からない。
量子論的な真髄に近づくためには、意識とか念とか見えないものの正体を解明する必要があります。いくら脳みそを使っても、それらは解けません。
現代の科学だと、すべてを方程式に表そうとしたり、数値に置き換えたりするけれど、空海さんが考えていたことは数学や科学をはるかに超えた領域だったのでしょう。
たとえば、我々の生きる空間自体が壮大なコンピュータであるかもしれない。だとしたら、その中でどれほど高性能なコンピュータをいくら作ったって意味がない。自分たちがすべてだと思っていた世界の先に世界があり、その先にまた世界が広がっている。そういったことも体感できるようになる日が必ず来るでしょう。
数学や科学を凌駕する宇宙の領域こそが量子。今後、その真髄を捉えていけるのは東洋の魂を受け継ぐ若き研究者たちだと思うので、今から大いに期待していますよ!

Mr.都市伝説。日本のミステリーテラー。人気番組「やりすぎ都市伝説」などテレビ・ラジオ番組で活躍しながら、YouTuberとしても登録者数約58万人を有し、活動の幅を広げ、進化し続けている。書籍『Mr.都市伝説』シリーズは累計300万部のベストセラー。
雑誌『岩戸開き 第20号』が8月21日にAmazon、8月29日に一般書店発売開始です。
特集テーマは、「お米の本質と令和のコメ騒動」です。
約3,000年にわたり日本人の暮らしと文化を支えてきた米とは、そもそも何であるのかを考えるきっかけになれば幸いです。
特集2が、「量子力学とスピリチュアル」。
「思考は現実になる」は本当か?
それは本当に物理学の視点から正しいのか? その核心を専門家に伺いました。
そしてスペシャル鼎談
◎環境活動家・著述家 山田征さん× 映画監督・俳優・声優 白鳥哲監督の対談 「光と闇の真の統合とは? 〜岩戸開きの始まるとき〜」
◎連載『皆川剛志の古典占星術の窓から見る日本』では、西洋占星術師の皆川剛志さんに特別編として、 「人類史初の知性革命と日本」と題し、
●西洋占星術でAI時代を読み解く
●占星術から見る、日本人の特質とは
●AI技術と、日本の転機
といった視点で語っていただいています。歴史的視点などもあり、とても面白いです!!
ほかにも、たくさんの大人気連載などなど、盛りだくさんとなっています。ぜひお手に取ってご覧くださいね。)